新発想の自己分析:一番楽して生きる方法を考える

新発想の自己分析:一番楽して生きる方法を考える

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就職も転職も、「まずやることは自己分析です」とみんな口を揃えて言いますよね。

で、何をするのかと思えば、「子供の頃からの経験を書き出しましょう。」といわれる。

ところが、「小学生時代から成績トップで、ボランティアにも積極的で、TOEICも900点持ってます。」と言ったところで採用されるわけではない。

「じゃあ一体何の役に立つんだよ?」と感じるのも無理もありません。

でも、「自己分析とは、一番楽して生きる方法を探すための手段です。」って言われたら、少しはやる気が出ませんか?

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能力や実現可能性を無視して、「夢の生活」はなんなのかを妄想する

「そんなの無理」「できるわけがない」とかいう雑念をまず忘れて下さい。

で、あなたはこの先の何十年、どんな状態だったら毎日なんの苦労をすることもなく、笑顔でエンジョイできちゃいますか?

たとえば「毎年どこかから10億円が降ってきて、そのお金で遊んで暮らしたい。」とかでもいいです。

まだまだ妄想を続けますよ!

毎年10億円かけて、何して暮らす?

まだ「バカらしい」とか「こんなの意味ない」と言わずにお付き合い下さい(笑)

金額は10億じゃなくてもいいんですけど、毎年それほどのお金をかけて、何をして暮らしたいのか具体的に書き出してみてください。何を買うのか、どんな活動をするのか、など。

全然思い付かなかったあなた。おめでとうございます!

あなたには10億あっても、それを使って幸せになる方法が無いようです。

ということは、「年収10億あれば幸せ」というのはただの思い込みで、1000万とか500万でも充分だということです。これだったら、実現可能性を思い出しても大丈夫そうですね♪

ここで、「いや、別に深い理由はないけど、10億あればなんでもできるし、苦労しないで済むじゃん?」と思ったあなた。

たしかになんでもできるでしょうけど、そういうことを言ってる人は、10億円手に入れても、やることが思い付かなくて10億眠らせるだけですよ。

使わずに眠らせておくなら、別に10億円が降ってくるミラクルを起こさなくても、年収400万でも充分でしょう。

お金の使い道が思い付かないなら、別に使わないお金を稼ぐ必要なんてないんですから。

ここで、「年収400万じゃイヤだよ!」と思ったとしたら、何かやりたいことがあって、それには400万円以上必要だということですよね?それがなんなのかを考えましょう。

なんで10億かけてそんな暮らしをしたいのか?

では、夢の暮らしリストが書けたあなたは、妄想を続けていきましょう~。

次は、「なんでそれで暮らしたいの?」を、それぞれの項目に対して書きます。

たとえば「プライベートジェットを乗り回す生き方」という壮大な野望だったとしても、それを使って世界を飛び回って何かをしたいという理由があり、JALとかANAで飛んでいてはダメな理由があるはずですし、「見栄を張る」という目的だったとしても、そうやって力を見せつけて何を得たいのか、という部分に「やりたいこと」が隠れています。

もし、ここまで見つからなかったとしたら、それは別に実現しなくてもショックを受ける話では無いはず。だったら、10億もいらないかもしれませんね。

一方、スポーツとかゲームをひたすらやって暮らしたいという場合、「楽しいから」とか「気持ちいいから」という答えも出てくると思うんですが、その時は「他にも楽しいことはあるのに、敢えてそっちを選ぶ理由」を考えましょう。

というわけで、「なぜAを買うの?」「Aを何に使うの?」「なぜAを使ってそれをやりたいの?」「なぜAで遊びたいの?」「なぜBではなくAを選んだの?」「Bではダメな理由はなんなの?」「Aが好きとか得意なのはなぜ?」「なぜAを好きになった?」などなど、「夢のお遊びリスト」それぞれの項目に対して、5段階ぐらい「なぜ?」を深めてください。

自己分析の8割は終了。

「それは乱暴すぎるだろ!」という文句が聞こえてきそうですね(笑)

でも実際のところ、これでほとんど終わってるんですよ。

これで何が分かったかというと…。

あなたの幸せな人生に必要な年収

「夢の暮らしリスト」で具体的な項目がスラスラ書けて、しっかりと理由も揃っていれば理想の年収は10億かもしれませんし、全然出てこなかったとしたら、別に年収400万でもOKだということになります。

あなたが幸せを感じること&やりたくないこと

いわゆる「やりたいこと」に繋がるんですが、「なぜAなのか?」を掘り下げていった結果を文章にまとめると、「一生テニスは楽しみたい。その理由は◯◯。学生時代にやっていたときにその魅力に気付いた。サッカーでは××が味わえないからテニスの方が良い。」みたいなことが分かります。

とすれば、この文章の中に出てきた◯◯や××を仕事の中で味わえる職業だったら楽しく働けて、「ダメな理由」に上がったような要素を持つ仕事は避けた方が良いことが分かります。

ラスト2割は、持ってる能力&足りない能力をはっきりさせること

「幸せに感じること」として明確になった「やりたいこと」を実現するために、どんな能力が必要かを考えましょう。ちなみにお金は「必要な年収」としてはっきりしているはずなので、ここでは考えません。

一言に「能力」といっても、それは「人脈」とかかもしれませんし、「英語力」みたいなスキルかもしれません。その能力をすでに持っていれば、すぐ自己PRに使えますね。

一方で、これを考えると現実に引き戻されて、「私にはそんな能力は無い…」と思いがちなんですけど、今無ければ、これから身につければいいんです。

なので、「必要な能力を得る方法は?」を今度は掘り下げていきましょう。

仮に「アメリカ大統領の友達になる」ことが必要だったとしても、そのためには大臣クラスの官僚になる←国会議員になる←選挙で勝つ←支持者を増やす←良い人になる、みたいに掘り下げていけば、今すぐ目指すことができるステップが見つかります。

最終的にアメリカ大統領の友達になれるかは分かりませんが、しっかりと理由がある「やりたいこと」に基づいているのなら、それに向かってステップを上がっていくことはそんな苦痛では無いはずです。

つまり、ひとつひとつのステップもあなたの「やりたいこと」であり、「私には◯◯という夢がある。それを実現するために御社で××をしたい。」という志望動機にも繋がる話が組み立てられるようになるんです。

まとめ

一般的な自己分析のアプローチとは全然違うように感じたかもしれませんけど、実はやってることは一緒だったんですよ。

「大金を手にして一生楽に生きたい」とか「働きたくない」という思いも、深掘りしたり対比したりしていけば、そこにはあなたならではの価値基準があって、それを丁寧に紐解いていくと、実は夢とかやりたいことが隠れているんです。

「なんとなく年収1000万は必要」みたいな幻想に惑わされて、わざわざ辛い就活に飛び込むようなことはせずに、本当に何がやりたくて、そのためには実際いくら必要なのかを見極めて、満足のいく就活をして下さい。

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