就活における2大質問の自己PRと志望動機。
内容がかぶらないようにと頭を悩ませていませんか?
それ、結論は両方とも同じで大丈夫ですよ。
会社の目的はひとつなんだから、あなたの結論もひとつでいい
そもそも論として、なぜ会社はエントリーシートでも面接でも、自己PRと志望動機を聞いてくるのか?
その目的はただひとつ。「会社の利益になる人材が欲しいから」です。
聞く質問がどうこうという以前に、これが採用活動を行う唯一の目的です。
ということは、選考を受けるあなたが伝えるべきこともただひとつ。
「私は御社の利益になります。」
たったこれだけです。
あなたが会社の利益になることを裏付けるのが自己PRと志望動機
もちろん、全員が「私は御社の利益になります。」とだけ言ってきたら、その中で一番利益になる人が誰なのか分かりませんから、なぜ利益だと言えるのかを説明する必要があります。
だから会社は気を利かせて、あなたのPRしたいところを教えてくださいとか、どうして当社が良いと思われたのですか、とか聞いてきてくれるわけです。
なので、「私の◯◯能力は御社の利益になります。その能力はあんなこと、こんなことをする中で培われてきたものなので、本物です。」ということを伝えましょう。
ただ、「志望動機を教えてください」と言われて「私の◯◯能力は本物です。」と答えたら日本語的におかしいので(笑)、結論はひとつでも言い回しを変える必要があります。
自己PRの書き方例
自己PRの場合は、こんな流れで考えます。
僕が就活をしていた時は、自分の情報収集力をアピールしていたので、それを例にしてみます。
- 私が最も得意なこと・好きなことは飛行機ウォッチングです。
- それに取り組む中で、高い情報収集力が身に付きました。
- 具体的には以下のようなことを意識して、その日の飛行機ウォッチングを効率よく、確実に実施できるように心がけてきました。
- 風向きから飛行機の動きを予測
- それに基づいて地図で良く見えそうな場所を選定
- 現地では無線を受信しながらお目当ての飛行機の行動をキャッチ
- 現地で出会ったマニアからも情報を聞き出す
- これらを通じて、ネットの情報だけに頼るのではなく、人からの情報や非公開の情報も収集することの大切さを学びました。
…とか。
実際はもっと細かくもできるんですが、大枠としてはこんな感じで、字数制限や持ち時間に応合わせます。
志望動機の書き方例
冒頭にも書いたとおり、結論は同じですから「高い情報収集力で御社の利益になります。」という形に持っていきます。
- 私が御社を志望した理由は、◯◯という業務において、私の高い情報収集力で貢献することができるからです。
- ◯◯業務においては、××の理由から情報収集は非常に重要だと考えます。
- 仕事においても、ネットの情報だけではなく様々な情報ソースから情報を集め、仮説を立てたり予測したりしながら業務を進める必要があります。
- (たとえばA商品についても、B商品のマーケット動向を調査することで、別の顧客層を開拓することができるかもしれません。)
- このように、様々な切り口・方法を用いた情報収集能力を活かすことで御社に貢献したいので、御社の◯◯業務を志望しました。
こんな感じです。
※()内は、志望度が強かったり、考え方に自信があるときに付け加える+αです。
「所詮、素人の発想」とみられたり、そこに食い付いて質問されたりするので、不用意に使うと逆効果です、念のため(笑)
まとめ:
自己PRも志望動機も、結論は「私の◯◯能力で、御社の利益になります。」ということがお分かりいただけたと思います。
そして、当サイトで繰り返しお伝えしている「あなたの最も好きなこと・得意なこと」をネタにすることで、「誰よりも御社の利益になります」とアピールできるようなエピソードを絡めることができるようになります。
もし、僕のマニアックな具体例を見て「そんなエピソード無いから無理だよ…」と思ったとしたら、こちらの記事で「あなたの最も好きなこと・得意なこと」を見つけることから始めましょう。