「やりたいことが無くて何が悪い!?だいたい、社会人の大半はやりたいことをできてないじゃん!」
ごもっとも。悲しい現実ですけど、おっしゃるとおり。
でも、そういうことを叫んでいながら、「東証一部上場で、安定していて、ブラックじゃなくて、30歳で年収は600万ぐらいで…」とか望んでませんか??
悪いことは言いません。
そういう生活を望むなら、やりたいことを見つけて仕事にした方がいいですよ。
30代前半の平均年収は344万円
国税庁による、平成26年度の「民間給与実態統計調査」によれば、30~34歳の平均年収は男が378万、女が297万です。
調査対象はざっくり言うと民間企業(つまり公務員は含まれない)の労働者で、日雇い労働者以外の人です。
若くして大成功した起業家から、中卒・高卒の人、さらにはフリーターやアルバイトまで、民間企業で給料をもらっている人のほとんどが含まれているということですね。
年収600万以上の人は、全体の上位4割
では続いて、期待している年収600万というのはどの程度のレベルなんでしょう?
同調査には年齢別のデータはありませんが、全年齢で見ると年収600万円以上というのは上位4割の人達であることが分かります。
この中には、たとえば50代の会社役員も含まれるわけですから、30代で600万もらえる人というのは、おそらく30代の上位1~2割に入っていないと難しいでしょう。
30代の上位2割に入るには、「やりたいこと」必要じゃね?
ここでようやく本題ですが、「やりたいことがない」人が、30歳で年収600万、つまり30代の上位2割に食い込めるのか、という話です。
とてもシンプルな話ですが、同じ仕事を30歳のAさん・Bさんに任せたとしましょう。
- Aさんはその仕事がやりたい人
- Bさんはその仕事は別にやりたくない人。
どっちがより高い成果を上げられるでしょうか?
たぶん、Aさんですよね?
もちろん、「能力が無いのにやりたがる人」もいるとは思いますが、「それがやりたかったんです!」という仕事をしている人の方が、自ら進んで勉強したり工夫したりしながら仕事を進める可能性が高いです。
このように、「やりたいことがある人 vs ない人」だと、やりたいことがある人の方が有利なわけです。
これでは、やりたいことが無い人は、30代の上位2割じゃないともらえない、年収600万なんて絶対無理ですよね?(計算上)
平均以上の暮らしをするためには、平均以上の自分にならないと無理
社会人の大半は、やりたいことを仕事にできていないでしょう。
だから、世の中の8割の人は年収600万未満なわけです。
もしあなたが年収600万、しかもそれを30代で実現したいと思うなら、社会人の大半よりも仕事ができる人になる必要があります。
そのために一番手っ取り早くて楽な方法は、やりたいことを見つけて、それを仕事にすることじゃないですか?