どんどんハードルが下がっていく「好きなことで、生きていく」。写真趣味でも稼げるのに、それでもイヤイヤ仕事続けますか?

どんどんハードルが下がっていく「好きなことで、生きていく」。写真趣味でも稼げるのに、それでもイヤイヤ仕事続けますか?

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stockphoto

いい加減、使い潰された感がある「好きなことで、生きていく」。

ブロガー・ユーチューバー・新卒フリーランスなどなど、話題はやたら出てくるものの、それでも実際に試すのはごく一部の人だけで、ほとんどの人は相変わらず「自分には無理」と言って試しもしない。

まぁ、たしかに人を惹き付けるブログ記事をいきなり書ける自信がある人は少ないですし、世界に向けてYouTubeで顔出しして笑われるのにも、勇気はいります。

ならば、写真ならどうだ!?

写真を売って、月収90万

この記事を書いたきっかけは、こんなニュースを見つけたからです。

ストックフォトを中心とした画像素材サービス「PIXTA」を運営するピクスタ株式会社は5月21日、フォトグラファー向けセミナーイベント「新しい広告時代を生き抜くワークスタイル 〜フォトグラファー・クリエイターの未来を考える〜」を開催した。

「ストックフォト」とは、カメラマン(プロ・アマ関係なし)が撮影した写真を集約して提供し、その写真を利用したいと思った人がお金を払い、写真を使う権利を買う、という仕組のビジネスです。

分かりやすいのは、「ブラック企業をテーマにしたブログ記事を書いたけど、タイトル写真にできるような社畜の写真なんて持ってないよ!」という時に、ストックフォトからこんな写真を買ってくる、というパターン。

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1枚売れて得られる金額は50~300円程度と幅がありますが、写真ですらお金になっちゃいます。

えっ?こんな写真撮る技術ない…?

できない理由を探すより、やる方法を考えよう…と言いたいところですが。

実は、時代はあなたに味方してくれています。

必要なのは「身の回りの写真」

さっき紹介した写真は、プロ級の腕前を持った人がスタジオを借りて、モデルまで用意して撮影していますから、たしかにいきなりマネできるものではありません。

でも、先ほどの記事によれば、それ以外の写真も多く求められているんです。

特別な場所やアングルじゃなくてもいい

身近な被写体が増えてきたのです。それはつまり、特別な場所やアングルで撮った写真でなくても、ニーズがあることが明らかになったということです。

ある意味「誰にでも撮れるチャンスがある写真」にも需要があるということ。

特定のお店や場所と分かる写真にも需要がある

具体的には、特定の店の名物メニューや、ひと目でそれとわかる有名商店街、特徴的な店舗の設備などは、探しても見つからない、あるいはイメージ通りのカットがないことも多いので、カメラマンさんに発注して撮り下ろします。

ここでは「発注して撮り下ろします」とありますが、ストックフォトにあればその場ですぐに、1枚数百円で買えちゃうわけですから、買いますよね。

近場のアウトレットモールの外観とか、お気に入りのレストランの看板メニューを撮影しておくだけでも、ちょっとしたお小遣い稼ぎにつながるということです。

もちろん、ラクして稼げるわけじゃありません

ブログに関して僕が常々言っているのと同じように、ストックフォトで生計を立てているカメラマンも、やっぱり「ラクして稼げるものじゃない」と言っています。

続けることが大事

「ストックフォトは、初めてすぐに採算がとれるわけではなくて、採算が合ってくるのが3カ月とか、半年先になるタイプの仕事です。やればやっただけ売れるのですが、大事なのは継続することだと思います。だから、売れてる人は例外なく頑張っているはずです」

この3~6ヶ月というのは、偶然にもブログの収益化にかかる時間とほとんど同じですね。

そう考えると、「テキトーに片手間でやって半年」ではなく、「無駄な時間を削って、本気で取り組んで半年」と考えるべきでしょう。

他の人がやらないことをやる

“めんどくさいこと”に挑戦していますね。あまりほかの方がやっていない組み合わせに取り組んでみています。例えばお婆ちゃんを3人くらい集めて撮った素材は少ないので、そこを狙ってみるとか。

これもまたブログっぽい。

ブログでも、売れたら高い報酬をもらえる商品を売るために、メーカーのサイトに書いてあることとか、クチコミサイトに書いてあるようなことをまとめるような人がいますが、そういう「誰にでも書けること」を書いていても、人気サイトにはなれません。

誤解して欲しくないんですが、別に「難しいことをしろ」と言っているわけではなく、「あなたにしかできないことをやろう」という意味です。

その点、写真というのは「なんでその場所?」・「なぜそれを撮る?」・「どうしてそのアングル?」といった部分に、イヤでも個性が表れますから、自然と「あなたにしかできないこと」になっていきます。

絶対ではないけど、できれば欲しい一眼カメラ

僕はブログで使う写真レベルなら、今どきのスマホで撮った写真でも充分だと考えています。

とはいえ、それは晴れた明るい屋外で、バッチリの条件が決まったときの話。

高級モデルである必要はないですが、本気でストックフォトをやっていこうと思うなら、5万円ぐらいの一眼カメラ(ミラーレス含む)が欲しいところですね。

ただ、はっきり言って、写真の良さはカメラの性能よりもセンスで決まります。

野鳥やスポーツ撮影と違って、「身の回りの日常」を撮るときは、あなたが自然と持っている個性・感性の方がはるかに大切です。

まとめ

結局、ストックフォトで稼ぐ人も、ブロガーやユーチューバーと本質は一緒。

「もしかしたら自分にもできるかも」と思って始めて、自分がやっていて楽しく感じる方法でやっていくと、自然に個性が出てきて差別化できる。

たとえ最初は大きな収入にならなくても、好きでやっているだけだから苦にならず、継続できる。

そうして継続していると、だんだん稼げるようになる。

「『好きなことで、生きていく。』なんて無理!」と諦めず、「もしかしたら、できるかも」と考えてやってみると、案外できるもんですよ。

どんどんハードルが下がっていく「好きなことで、生きていく」。写真趣味でも稼げるのに、それでもイヤイヤ仕事続けますか?
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