就職して、幸せに生きるための3つの条件 ~後編~

就職して、幸せに生きるための3つの条件 ~後編~

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前回のこちらの記事の続きです。

就職して、幸せに生きるための3つの条件 ~前編~
お正月も終わり、いよいよ就活が現実の物に思えてきて、自己分析を考え始めた頃でしょうか。 自己分析は「自分のなりたい姿をイメージすること...

「やりたくないことを仕事にしない」ことを実現できたとしても、実はそれだけでは幸せになれないことを知りました。

後編では、就職して幸せに生きるための、残り2つの条件を紹介します。

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条件② 人に評価/感謝される仕事をする

ここまで、特に2・3社目の仕事のネガティブ面を紹介してきましたが、辞めた会社とはいえやりがいを感じたことももちろんあります。

それは、ベタですけど「すごいね!」とか「ありがとう」と言ってもらえることです。

そして、それが自分の会社からの評価や感謝であれば、口先だけではなく成績としても反映されることも必要です。

1社目:言葉でも成績でも評価された

最初に勤めた造船会社の仕事の中で、僕が特に得意としていたのが、船が完成し、客先に引き渡す際に行う式典のプランニングでした。

式典の時に、会社側の係員がいつ・どこで・どんな役割をするかが書かれている「実施要領」(劇の台本みたいな感じになっています)、何cm単位での精度にこだわった式場の配置図など、従来のものよりとにかく分かりやすく、精度を高いものを作っていった結果、「あれは唐沢にしかできない仕事だった」と部長から評価され、成績面でも評価されました。

自分の得意分野を最大限に発揮して、良い仕事をできるだけでも満足感は得られるものですが、「お前にしかできない」なんて言われると、さらに嬉しくなっちゃいます(笑)

前述の通り、業務内容にも満足していたので、やっぱり天職だったんだと思います。

2社目:お客さんからは感謝され、社内からの評価も明確だった

2社目はノルマがキツくて辞めたわけですが、評価・感謝という観点からは良い仕事でした。

売り込みは嫌いでしたが、「自社製品をどう活用すれば、お客さんの業務の助けになるか」ということを常に考え、それを説明するためのプレゼンをしてきたので、「ウチの会社だけに向けたプレゼンを考えてくれてありがとう」とか「よく勉強してますね」という声をいただくことができていました。

その結果、お客さんも心を開いてくれていたので、お客さんと話すこと自体はまったく苦ではなかったんです。逆に、そういうお客さんを騙したくない…というのが、「やりたくない仕事」だったので辞めたということです。

また、会社からの評価もハッキリしていたので、この点からは不満はありませんでした。

つまり、ノルマを達成すればしっかり評価され、ノルマ以上に売上を達成すればするほど、上限無しの成績給が支給される、という仕組みです。逆に、ノルマを達成できないと、他にどんな素晴しいことをしていてもまったく評価されませんでした。

3社目:口では評価されるが、成績に反映されない

3社目の退職理由は「会社勤めより独立した方が稼げる目処が付いたから」というのが最大の理由ですが、他の人では達成できなかったような仕事をしたのに、それが評価されなかったことも結構気になっていました。

当時、僕が担当していた業務と大きく関係するシステムの入れ替えが実施されたのですが、僕がいた部署にとっては完全に「改悪」といえるものでした。

そこで、少しでもその影響を和らげるために、エクセルのマクロを駆使して便利なツールを自作し、部署のメンバーにも使いこなせるような説明を加えて配布しました。

その後、システムの改善プロジェクトが立ち上がったのでそれに参画することになり、システム部門の人間ではないにも関わらず、中心的な役割を担いました。(ITにもそれなりに詳しかったので助かりました^^;)

その結果、僕の部署に関わる部分については大きく改善され、システム面のコンサルに入っていた業者のマネージャーからも「この部分が一番上手く回ったプロジェクトでした」と言われたほどの出来になりました。

上司からも口では高く評価されたのですが、年度末に成績を見てみれば「C」。

上司にその理由を聞いてみると、「あれはたしかに大きな成果だったが、唐沢のメインの業務ではないから」とのことでした。

僕の部署の他のメンバーには決してできない仕事だったと思いますが、そのレベルの成果を上げても評価されない、なんていうことが起きると、一気にやる気はダウンします。

このように、部署のメンバーから感謝され、上司から口頭では評価されても、それが成績に反映されないと、その仕事から幸せを感じることはできないんです。

条件③ 体調を崩さないこと

幸い、僕は過労で倒れたり、うつ病になったり…といったことはありません。

まぁ、そうなる前にせっせと辞めているから、と考えることもできますけどね(笑)

ただ、そうは言ってもノルマに追い詰められた2社目では「受話器を取ってもダイヤルできない」という状況にはなりましたし、残業が続いたりすると「胸に謎のザワザワ感」を感じるようなことはありました。

当たり前のことですが、仕事で体調を崩してしまったら、余暇を楽しむことができなくなりますから、不幸ですよね。

いくらやりたい仕事ができて、それがしっかり感謝・評価される仕事だったとしても、頑張りすぎてダウンしてしまっては元も子もありません。

また、イヤな仕事を無理に続けたり、残業代がもらえるからといって毎日遅くまで働いたりしているといずれ心身に支障を来してしまいます。

幸せに生きるためには、働いてお金を稼ぐ必要はありますけど、体調を崩してしまっては幸せになれません。当たり前のことですけど、頑張りすぎないように気を付けましょう。

まとめ

就職を前提にした「幸せに生きるための3つの条件」、説明がだいぶ長くなったので、あらためてまとめますね。

  1. やりたくないことを仕事にしない
  2. 人に評価/感謝される仕事をする
  3. 体調を崩さないこと

仕事の中で、やりたくないことをしないで済んで、しかもその仕事では評価・感謝され、体調を崩すこともない。この3つが両立できれば、とりあえずは幸せに生きられるとは思いませんか?

お金や、家族・友人はどうなんだ?という声が聞こえてきそうですが…僕は、これらは5~6番目ぐらいの条件になってくると思います。

いくら高収入でも、やりたくない仕事をする方が辛いことは実感しましたし、素敵な家族や友人を持っていても、合わない仕事のせいでうつ病になってしまう人もたくさんいます。

「もっと年収が…」とか「仕事とは、人が嫌がることをすることでお金をもらえるもの」なんて言ってると、高収入やステータスを得られたけど、幸せには感じられない…なんていうことになるかもしれません。

まずは、これぐらいの幸せを勝ち取ることから考えてみてはいかがですか?

就職して、幸せに生きるための3つの条件 ~後編~
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