あなたにしか作れないオンリーワンのエピソードを作るための考え方

あなたにしか作れないオンリーワンのエピソードを作るための考え方

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効果的な自己PRを書くには「エピソードを交えると良い」とよく言われますよね。

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ところが、その必要性は分かっていても、エピソードにするようなネタが無い。たとえ自分の強みが分かっていても、エピソードまでは見つからないという人、結構いるんです。

そこで今回は、そんな人にもオンリーワンのエピソードを作れるようになるための考え方を紹介します♪

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そもそも、なぜエピソードなのか?

なぜ企業はエピソード付きの自己PRを聞きたがっていると思いますか?

これは、「私は高い情報収集力と問題解決能力があります」とだけ言われても、判断できないからです。まぁ、ここまではなんとなく分かりますよね。

それでは、これならどうでしょう。

「私には高い情報収集力と問題解決能力があります。御社の有価証券報告書を拝見したところ、◯◯という経営課題をお持ちです。3年前、同業のA社においても同様の問題があり、同社は××という手法で解決しました。この手法は現在のマーケットにおいても有効と考えられるので、このような考え方を用いて御社に貢献したいと思います。」

どうですか?

僕だったら採用しません。

なぜなら、そこに「あなたらしさ」を一切感じないからです。

たしかに言っていることはなかなかカッコよくて、企業研究・業界研究をしているアピールにはなります。でも、こういう考え方をできる人は社内にもいるでしょうし、採用する必要があるなら中途採用の方が効果的です。

企業が欲しいのは、あなたならではの問題解決能力

では、どうすればいいのか。

もっとあなたの特徴が出てくる、あなた自身のエピソードを使えば良いんです。…まぁ、それが思い付かないから困ってるんですよね^^;

友達によく聞かれることをエピソードにする

あなただって、様々な問題を解決してきたはずなんですよ。思い出すためのヒントは、「友達から聞かれて、教えてあげたこと」。

「そんな大したこと教えたことないよ~。」と思われるかもしれませんが、あなたにとって「大したこと」じゃなくてもいいんです。

たとえば、オススメのレストランや美容院髪に優しいシャンプーや、使いやすいデジカメ。なんでもいいので、友達から「教えてよ」と頼まれたことはありませんか?

友達に聞かれるということは、あなたが「その分野に詳しくて、言っていることが信用できる」と思われている証拠です。

ステップ1:どんな質問を受けたか思い出し、どう返したかを思い出す

あなたが友達に「美味しいお店知らない?」と聞かれた時、どう答えますか?

「◯◯がいいよ」とは即答しませんよね?

きっと、料理のジャンル、予算、人数、相手、場所などのシチュエーションを先に聞くんじゃないでしょうか。

もしかすると、ラーメン好きだったら「好みの麺の固さは?」「脂っこいのとあっさり目、どっちが好き?」みたいなマニアックなことを聞くかもしれません。美容院に詳しければ「ショートならあそこ、ロングならあっちが上手」とか知ってるかもしれません。

普段、こうやって聞き返す時の項目をまずはリストアップしましょう。

ステップ2:なぜ聞かれたのかを考える

あなたが友達に「美味しいお店知らない?」とよく聞かれるとしましょう。1~2回ならともかく、色んな友達から聞かれるんだとすれば、そこには理由があるはずです。

おそらく、あなたが美味しいお店に詳しい=グルメだと思われているからじゃないですか?

友達と会う度に、「この前どこそこのお店に行って~、火加減が絶妙で、独特の甘みが出てるんだよね。」みたいな感じで、グルメレポーターばりに話しているとか。もしくは「今度5連チャンで飲み会なんだよね~、しかも全部池袋。たまには違うところで飲みたいわ~。」とか話していたら、池袋の飲み屋には詳しそうな印象を与えます。

グルメレポーターばりの表現ができるということは、同じジャンルの料理を他のお店でも食べたことがあって、複数のお店を食べ比べた結果、そういう表現になったんですよね?

だとすれば、他のお店はどこで、なぜそこに行ったのか。どうやってそこを知ったのか、といったことを思い出します。

焼き鳥屋さんに詳しい人の考え方(例)

焼き鳥屋さんに詳しい人なら、きっとこんな風に整理できると思うんですよ。

  • お父さんが焼き鳥好きで、子供の頃から一緒に食べていて、好きになった。
  • 普段からテレビや雑誌で焼き鳥屋さんはチェックしている。
  • これまで焼き鳥専門店だけで20店舗いったことがある。
  • 色々食べてきた経験から、自分の中ではネギマの塩を食べれば、その焼き鳥屋の善し悪しが分かる。
  • 味付け(タレ or 塩)や部位(もも・つくね・レバー…)の好みを言ってもらえれば、最高のお店を紹介できる。

こんなネタあったら、すごいと思いませんか?

僕が面接官だったら、自社の経営課題の話なんかされるよりも、よっぽど食い付きますよ。

でも、きっとあなたは「焼き鳥に詳しくたって、仕事には関係ないじゃん!」と思ったことでしょう。

仕事に置き換えるとこうなる

では、焼き鳥の話を仕事に置き換えてみましょう。

面接官の頭の中では、こんなシミュレーションが行われます。

  • あなたが入社して、一通り担当商品の知識を習得する
  • 普段から、自社の新商品や他社の競合商品に対してアンテナを張ってそう
  • お客さんと話すときに、細かくニーズ(好み)を聞き出す感覚を知っている
  • そのニーズに対して、最高の提案をしてあげたいという思いを持っている

営業センスあるかも

そんなことを考えながら、「あなたの焼き鳥好きは分かりました。それをどうやって仕事に活かしますか?」と聞いてくるでしょうから、その答えを準備しておけばいいんです。

「答えは?」とか聞かないで下さいね。すぐそこに書いてありますから。

まとめ:大したことじゃなくていいから、あなたらしさを

記事では「美味しいお店知らない?」と聞かれる人を例に挙げましたが、本当になんでもいいんです。

サッカーの効果的な練習法でも、高音質のイヤホンでも、美味しい目玉焼きの作り方でも、安くてお肌に優しいシャンプーでも。

焼き鳥の例は「そこまで知ってればアピールできるかもしれないけど、自分なんて…」と思うかもしれません。でも、あなたにとって大したことがなくても、他人が聞いたら「よく知ってんな-、この人!」と感じるものです。

とにかく、「友達からよく聞かれて、しっかり答えてあげられるネタ」を思い出し、「聞かれる理由」と「あなたの答え方」を細かく分析して、仕事への応用に言い換えられるようにしておきましょう。

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