大学に入ってからこのかた、毎晩飲んでばっか。
ゼミも入ってるし、サークルもやってるし、バイトもしてる。でもそこで何をしてたかを思い出そうとすると、酒の記憶しか出てこない…。
そして、いよいよ目前に迫った就職活動。
「自己紹介をしてください。」
「飲むのが大好きです」
…言えるかっ!!
他に強みがないのなら、今ある経験を磨き抜け
もしあなたが、「大学生活=飲み」としか結びつかないぐらい飲んでばっかで、他にこれといった強みを思い付かないのなら、いっそのこと飲みを極めて自己PRにするべきです。
つまり、飲み会のテクニックを磨き上げることで、「海外留学経験」やら「バイトでの仕事術」といった「よくある自己PR」を話すライバルよりも「こいつ使える!」と思わせるんです。
自己PRの大原則に合わせて考えてみましょう。
自己PRの大原則
- あなたの能力と経験が、会社の利益(収入増/支出減)につながる。
- あなたにしかできないことを持っている。
飲み会の経験が豊富なら、その経験はクライアントを接待するときに役立ち、売上(=収入)アップに貢献します。
また、飲み会の幹事に慣れていれば、場所探し・当日の進行・集金などをスムーズにできるので、時間の短縮(=支出を減らす)につながります。
あなたの飲み会テクニックが「他人にはマネできないレベル」で、他の人の「海外留学経験」やら「バイトでの仕事術」といった自己PRが「他にもいるレベル」よりも大きいと思わせることができれば、採用につながるわけです。
今ある経験を磨くべき理由
「そうは言っても、飲み会経験で海外留学経験と勝負するのは無理だろ…」と思いますよね。
たしかにそうです。
ですが、これから就活までの何ヶ月かで、海外留学経験と勝負できる強みを身につけることはできますか?
たしかに、あなたが明日から3ヶ月の海外留学をしてくれば、海外留学という点では互角になるかもしれません。
すると他の部分での勝負になりますが、そこであなたに残るのは飲み会経験。相手には、海外留学したいと思うに至った思いや目標、海外への興味があるはずです。
「飲み会 vs 海外志向、どちらが会社の利益になるか」という勝負になった時、飲み会経験が勝てるぐらいに磨き上げないと、結局は勝てませんよね?
このように、ゼロから何かの経験をしたところで、すでに経験している人には勝てないんです。だったら、今ある経験を磨き上げて、そこでライバルを圧倒した方がいいですよね?
週3で飲んでる=高校の部活並の練習量
もしあなたが、週3で5時間(1次会+2次会のイメージ)飲んでいたとすると、1年間は約52週間ですから、大学3年間×52週間×週3回×5時間=2,340時間は経験したことになります。
これって、高校の部活を3年間続けてきたときの時間数と同じぐらいです。3年×52週間×週5回(=平日毎日)×3時間=2,340時間になりますよね?
たとえばこれがサッカーだとして、「体育の授業でサッカーをした人」と「サッカー部で3年間やってきた人」では、サッカー部の方が圧倒的に上手いですよね?
飲み会でも一緒で、たまに飲み会やってる人と比べたら、あなたの方が圧倒的に上手いんです。
就活までに、仕事で使える飲み会テクを身につける
あなたの飲みまくってきた経験を活かせることはお分かりいただけたと思います。
ですが、飲み会経験を武器にするからには、会社の利益に貢献できて、他人にはマネできないレベルだと面接官に感じさせる必要があります。
なので、いいお店の見つけ方や集金術、一般的な酒席のマナーは当然のこととして、口うるさいオッサン社員対策、お酒に関する教養をこれからの何ヶ月かで習得しましょう。
そして、いつも飲んでる友達だけではなく、たとえば大学の教授や親、社会人の知り合いなどにも学んだテクニックを実践し、そのエピソードまで語ることができれば、就活でも充分通用する武器になりますよ。
参考サイト:
まとめ:大好きな飲み会を極めて、就活の武器にする
就活って、むりやり「聞こえのいい自己PR」を作って内定を取りに行こうとするから辛くなるんです。
「飲み会」なんていう、一見使えなさそうな経験でも磨き上げれば武器になる。
そして、好きなことだから磨き上げることも苦になりませんよね?少なくとも、新たな強みを身につけるよりは絶対に楽です。
ぜひ面接官も感服するような飲み会術をアピールして、入社後も活用しちゃって下さい!