就活シーズンになると急増する「やりたいことがない」「夢も目標も無い」という大学生。
ついこの前まで旅行に出かけたり、友達と遊んだり、マンガ読んだりと、散々やりたいことをやっていたはずなのに、いきなりこんなことを言い出しちゃうんですよね。
声を大にして言いたい。
みんな、カッコつけすぎ!
「就活におけるやりたいこと=将来の夢やビジョンでなくてはならない」みたいな変な知識を身につけた結果、「カッコいいことを言わないといけない」と思い込んでるだけなんです。
だから、やりたいことをみつけましょう…では答えになってないので、本当に何も思い付かないあなたのために、就職de天職からクリスマスプレゼント!
(↑記事書いたのがクリスマスイブ(笑))
「死なないための、一番楽な方法」を考える
「やりたいことが何もない」からといって、「生きたくもない=死にたい」とまで思ってる人はかなり少ないと思います。
つまり、やりたいことは「生きたい」という欲求から始まります。
では、生きるために必要なものとは?
水と食料。
これだけ。
原始人みたいに、狩りをしたり木の実を採りながら自給自足生活が送れれば、就職なんてしなくたって、やりたいこと(=生きたい)実現!
もし「生きる」以上にやりたいことがなければ、この生き方で良いはずなんですよ。
これに不満があるとすれば、それは他にもやりたいことがある証拠です。
次は衣食住ってところでしょうか…なので、服と住居ですね。
これを得るためにはお金を稼ぐ必要がある…というのも考えすぎで、原始人スタイルで葉っぱや動物の毛皮を身にまとい、洞窟で生活することだってできます。
でも、なんとなく大変そうな気がします。
これが大変だから人類と文明が進化して、資本主義で民主主義な社会になったんですからね。
もっと現実的で文明的な方法は、実家でパラサイトするとか、仲の良い友達の家に住ませてもらい、頼み込んでご飯を作ってもらうことでしょう。
回りの人が「ダメな生き方」と評価しても、あなた&あなたがお世話になる人(親・友達)が満足していれば、それだって幸せな人生です。この幸せのためには、就職する必要もないし、お金もいりません。
とはいえ、この方法だといずれ親や友達から追い出されるリスクがありますよね。
それでも「生きたい」という願望がまだ残っていたら、原始人スタイルを貫き通すか、他の方法で生き続けるしかありません。
ここで選ぶ「他の方法」が、まさしくあなたの「やりたいこと」です!
もう少し説明しましょう。
「やりたいこと」=「生活保護では手に入らない、あなたたが必要している◯◯が必要な理由」
親や友達に依存せずに、文明的な生き方をするには、生活保護を受けるという手段もありますよね?
月6万円もらえれば、田舎で衣食住を成立させることは充分に可能です。
これでも足りないと言うのであればかなり贅沢な話で、あなたにはやりたいことだらけです。
「やりたいことは何もない」と言っていたあなたが、ド田舎の安アパートを借りて、しまむらの服を着て、とりあえず食べ物と飲み物には困っていない状態にある時、いったい何が足りないのでしょう?
何が足りないと思うのかを書き出して、無いと困る順に優先順位を付けましょう。
ここで「お金」とか「安定した生活」を書いてはいけません。
なぜなら、お金や安定性は、それらを得た後で何かをする時に使う物だからです。お金や安定性が必要だと思ったら、そのお金や安定性を使って何をやりたいのかを書きましょう。
こうして、「生活保護では足りない、必要なもの&やりたいことリスト」ができたら、次に「なぜそれが必要なのか?」という理由をそれぞれ書き出します。
すると、「自分には◯◯が必要、その理由は××。」という説明が完成します。
これを言い換えれば「××をやりたいから、◯◯が必要」ということになります。
これで、やりたいことが無事に見つかりました!
あなたは、それをやりたくて今まで生きてきて、それをなんとか実現したいとい想いから、手段のひとつとして就職を考え、思い悩んでいたわけです。
まとめ&この先に考えること
就活でよく聞かれる「あなたの夢・ビジョン・やりたいこと…etc」は、「生活保護では手に入らない、『自分にとって必要な◯◯』が必要な理由」でしかないんですよ。
次にするべきことは、「どうすれば◯◯が手に入るのか?」を考えることです。
それがお金で手に入るものなら、それが買えるだけのお金を稼ぐために働くのも1つの手段ですが、それだけとは限りません。
ひたすら勉強することで手に入るかもしれませんし、信頼さえ勝ち取れば、お金を払わなくても誰かが教えてくれるかもしれません。
これはあくまで一例ですが、こんな方法で手に入るかもしれません。
- 就職してお金を稼ぐ
- 勉強して身につける
- 信頼されて教えてもらう
この中から、一番実現可能性が高そうなものを選びましょう。
そこで「就職」という選択肢を選んだ時に、あなたが必要としている「◯◯」をもう一度思い出してください。
- それを手に入れるためにする仕事は、大手企業じゃないとできないのか?
- 年収600万ないと、それは手に入らないのか?
- それを実現することと、働く職場の離職率が関係あるのか?
何も、巷で言われる優良企業に入ったり、誰かから「勝ち組」と評価されるような仕事をしなくても、あなたが必要なものは手に入るかもしれません。
あなたが必要としているものを手にして、やりたかったことが実現すれば、それはあなたにとって幸せな人生のはずです。
周りの声には惑わされずに、あなたが幸せな人生に必要なものを見極めて、それを得られる人生を選んでください。