強みがないという人は、「こんなの大したことない」と思ってるソレが強みかも

強みがないという人は、「こんなの大したことない」と思ってるソレが強みかも

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いざ「自分の強みはなんだろう?」って考えると、結構困っちゃいますよね。

「他人より強い、優れている部分なんて無いよ…」という感じで。

でも、それってあなたが知っている「自分より強い人の強み」と比べちゃってませんか?

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たとえば、あなたがフットサルが好きで週3ぐらいでやっていたとしましょう。ところが自分のレベルは「中の下」ぐらいな感じで、人並みにはできるけど、とても上手いとは言えない。チームのメンバーだけで見ても、自分より上手い人の方が多い、そんな状況だとしましょう。

この場合、たしかにチームの中で「自分の強みはフットサルです。」なんてとても言えません。

ですが、僕に言わせてもらえば、あなたの強みはフットサルです。なぜなら、僕はフットサルをやったことがありませんから、あなたの方が圧倒的に上手いからです。

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同世代の平均よりも上だったら、それはあなたの強み

「未経験者と比べるなよ!」と思ったかもしれません、すいません(笑)

でも、強みの本質ってそんなもんです。

キャンパスで歩いている学生を無作為に10人掴まえて、フットサルが上手い順に並べたときに自分が2~3番目に入っていれば、フットサルはあなたの強みだと言っていいんです。なぜなら、他の多くの学生にできないことが、あなたにはできるからです。

もちろん、これはスポーツに限った話ではなく、茶道の心得があるとか、髪に優しいシャンプーに詳しいとか、これも立派な強みですよ。

強みに至るプロセスが、あなたのオンリーワンの強み

ただ、そうは言ってもフットサルの腕前が「中の下」の学生は何千人か何万人はいるでしょうから、これだけだとまだまだ弱いですよね。ですが、実はフットサルの腕前自体は問題ではありません。仕事には関係ありませんからね(笑)

採用担当者が気にしているのは、あなたがどうやって未経験の状態から「中の下」、つまりはキャンパスにいた学生10人の中のナンバー3までに入れるようになったのか、ということです。

未経験の人が、フットサルを上手くなるためにはどうすればいいか?

当然、練習するわけですよね。
これはおそらく、みんな一緒です。でも、そのプロセスは違います。

なので、あなた自身のちょっとした強みも、こんな感じで細分化して考えてみましょう。

どんな練習をしたのか?

  • 走り込みや筋トレで身体を鍛えた
  • リフティングでボールに慣れた
  • ひたすらドリブルの練習をした
  • 鋭いシュートを放つ練習をした
  • フェイントのようなテクニックを身につけた

なぜその練習をすることに決めたのか?

  • チームの先輩に、自分が強化するべきポイントを聞いた
  • 本や雑誌の記事を参考にした
  • ネットで見つけた練習法を実践した
  • プロの映像を見て、見よう見まねでやってみた
  • 試合の中で、「自分にあの技ができれば…」と感じたことをやってみた

その練習をするにあたって、どんな苦労があったか

  • 先輩に聞いても「ん~、全部バランス良く練習しよう」とか言ってくる
  • 雑誌によってオススメの練習法が違う
  • ネットの記事だと解説が不十分で、実践している方法が正しいのか分からない
  • 映像だと肝心な部分が死角になって分からない
  • 試合の中では練習した技を活かせる場面が訪れるとは限らない

その苦労をどう乗り越えたか?

  • 先輩を飲みに誘って、「よく分からないので、具体的に教えてください」とお願いした
  • 雑誌を10冊購入して読み比べて、その中で一番納得できる方法を実践した
  • 記事を書いた人にメールして、不明点を教えてもらった
  • YouTubeで海外の動画も調べて、あらゆる角度から映像をチェックした
  • 技を実践できる状態になるように動いて、相手を誘い込んだ

練習方法や、ぶつかった壁というのは人それぞれ違いますし、壁を乗り越えた方法も違うはずです。ここまで細かく考えてみれば、全てが自分のケースと同じ人はそうそう出てきませんよね?

僕が就職活動でアピールした強み

まだ不安ですか?

では、こんな方法でも「上達に至るプロセス」、つまり「オンリーワンの問題解決力」を説明できるということを教えます。

僕はテニサーには所属してましたが、中の下ですらなかったので使う気にならず(笑)、かといって高尚な趣味もありませんでした。

そこで、自分の強みは情報収集力だとアピールしました。

その具体例に使ったのは、かなりマニアックな趣味です。僕も最初は「こんなことをネタにするのは逆効果では?」と思いましたが、このやり方で3社から内定を得て、入社後の配属も第1希望が通り、その後のキャリアも希望通りになりました。

強み:情報収集力
根拠:戦闘機ウォッチングするときの情報収集法

僕は自衛隊マニアで、就活をする前の1年間で、日本各地の基地や空港12カ所に計26回足を運び、自衛隊の戦闘機を眺めたり写真撮影をしていました。しかし、自衛隊の行動は秘密ですから、いつ見られるかは分かりません。なので空振りを避けて、効率よくウォッチングを楽しむために、徹底的に情報収集をしました。

  • 雑誌やネットで有名な撮影ポイントは押さえる
  • 市役所のHPなどで、訓練が中止されるようなイベント・試験がないか調べる
  • Googleの航空写真から、滑走路の延長線上に飛行機が良く見えそうな公園や施設がないか調べる
  • 戦闘機と基地の無線連絡を受信して行動を予測する(合法ですw)
  • 航空管制のルールを覚えて、無線の内容を理解する
  • 現地で写真撮影しているマニアと仲良くなって、その日や普段の動きを教えてもらう

たぶん、あなたは「それだけやってりゃ、すごい強みだよ!」って思ったんじゃありませんか?でもこれ、当時の僕にとっては当たり前の行動で、マニアの間では普通のことなんです。

ですから、あなたにとっては当たり前のことでも、他の人が見れば強みだと感じてもらえることはありますよ。

まとめ:「自分はこんなプロセスで問題解決できます」というのが強み

「上手くなりたい」という目標を達成するために、ひたすら身体を鍛えるのか、他人の協力を取り付けるのか、データを集めて分析するのか。あなたが課題を見つけ、あなたなりに問題解決した結果、フットサルの腕前が上達したということが、あなたのオンリーワンの強みなんです。

どんなプロセスが正解、という話ではありません。というか、あなたが実際に取ったプロセスを説明しないといけません。

あとは、仕事で壁にぶつかったときでも、フットサルの時のように他人の協力を得て(もしくはデータを集める、とにかく自分で頑張るでも可)壁を乗り越えていきます、と言えるようにしておけばいいわけです。

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